インスタントコーヒーを使って珈琲染め(草木染め)

趣味
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カチコチに固まってしまったインスタントコーヒーを使って、コットンのハンカチを染めてみました。ドリップコーヒーの粉で染めた時と同じような色になりました。

珈琲染めで用意するもの

・ハンカチ 今回はコットンのハンカチ3枚(合計30g)を使いました

・インスタントコーヒー 古くなり固まってしまったのものが35gありました

・水(お湯)

・鍋 金属の鍋は反応してしまうのでホーローが良いです

・菜箸

・ボウル

・中性洗剤

・媒染剤 今回は焼きミョウバン、銅媒染、鉄媒染を用紙しました
     焼きミョウバンはスーパーやドラッグストアで購入できます
     銅媒染、鉄媒染はオンラインショップで購入しました
     時間があれば銅媒染、鉄媒染は手作りできます

珈琲染めの手順

①ハンカチを中性洗剤で洗う

新品のハンカチは表面にのり、油、汚れなどがついているので、染める前に中性洗剤で良く洗います。

②濃染処理

コットン(綿)は染まりにくいため濃染処理か下処理が必要です。
絹やウールは天然染料でもよく染まるため処理は必要ありません。
コットンを使う場合でも、玉ねぎやくちなしなど、良く染まる材料を使う時は、処理をしないこともあります。

今回はディスポンで濃染処理を行いました。80℃~90℃くらいのお湯にディスポンを溶かして布を20分程つけます。分量はラベルに書いてある通り、お湯1Lにディスポンを2~3mを溶かしました。その後よく水洗いして濃染処理は完了。

濃染剤がない場合は、牛乳や豆乳でも下処理ができます。
牛乳や豆乳で下処理する場合は、牛乳(豆乳)と水を1:1で混ぜたものに布を20分ほど浸します。その後、乾燥させたら下処理完了です。

③染液を作る

カチコチに固まってしまったインスタントコーヒーをお湯に溶かして染液を作りました。
インスタントコーヒーは35gありました。お湯800mlに溶かして染液完成。
固まっていてもすぐに溶けました。

④染液にハンカチを浸ける

インスタントコーヒー液にハンカチを浸します。
ムラにならないように時々菜箸でかきまぜながら20分程放置します。

⑤媒染液を作る

媒染剤は焼きミョウバン(アルミ媒染)、銅媒染剤、鉄媒染剤を用意しました。
媒染剤の種類によって染まる色が変わるので、複数試してみると面白いと思います。

焼きミョウバンは溶けにくいので、熱湯に溶かします。染める布(糸)に対して5~10%の量が必要と言われています。
今回はお湯800mlに小さじ1弱を溶かしました。溶け残りが多いと、粉が布についてムラになるので、あまり溶け残らないように注意します。

銅媒染、鉄媒染は市販のものを使いました。どちらもラベルには『染める布に対して20%必要』と書いてあります。銅媒染、鉄媒染はお湯800mlに小さじ1程度溶かして媒染液を作りました。お湯はミョウバンを溶かしたお湯の残りで少し冷めたものを使いました。

⑥媒染液にハンカチを浸ける

染液につけたハンカチを絞って媒染液に20分程浸けます。
ムラにならないようにたまに菜箸でかき混ぜます。

⑦再度染液に浸ける

媒染液につけたハンカチを絞って染液に再度浸けます。
この時に染液に媒染剤が混ざってしまうので、異なる媒染剤を使う場合は染液を媒染剤の種類ごとに分けた方が良いです。
今回は3つに分ける程染液がなかったので、色が薄いものから順番に同じ染液を使いました。
アルミ媒染→銅媒染→鉄媒染の順番で行いました。

⑧洗って乾燥してアイロン

染液に浸け終わったら、取り出して水で軽く洗ってみます。
色が薄いようなら、この後媒染液→染液と繰り返し浸けると色が濃くなります。
好みの色に染まっていたら、色が出なくなるまで水道水でよく洗います。
その後乾燥させてアイロンをかけて完成!
天然色素は日光に弱いものもあるので干す時は陰干しをしましょう。

⑨仕上がりは?

良い感じに染ましました。今回はインスタントコーヒーで染めましたが、豆をひいたコーヒーで染めた時と同じような色になりました。
左から
無染色
アルミ媒染(焼きミョウバン)
銅媒染
鉄媒染

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